令和三年度新入生のみなさん、入学おめでとうございます。保護者の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます。今年度も新型コロナウィルス感染防止のため、規模を縮小しての入学式とはなりましたが、こうして皆さんと入学式を迎えることができたことを心から嬉しく思います。
新入生のみなさんは、本日より、晴れて米沢市立第一中学校の生徒となりました。第一中学校は今年創立74周年を迎える伝統ある学校です。その伝統を紡いできたのは、皆さんのお父さんお母さんはもちろん、おじいちゃんやおばあちゃん、そして地域の方々です。先輩達が紡いできた伝統に誇りを持ち、胸を張って学校生活を送ってほしいと思います。
米沢市立第一中学校には、創立当初に元文部大臣安倍能成(あべよししげ)氏が教えてくださった「自由の快翼を張り 責任の重荷を負う」という校是があります。この言葉の意味は「自由とは責任を果たしてはじめて得ることができる。一中生には自己の務めを果たして自由という大空に飛び立つ人になってほしい」という願いがあります。この思いを実現するために大切なことを二つお話しします。
一つ目は「自立をめざす」ことです。自立とは、「自分のことに自信を持ち、自分の将来を自分の手で切り開いていくこと」です。そのためには自分を好きになること、自分のことを信じる人になることを大切にして下さい。時には友達とうまくいかなかったり、勉強がなかなか理解できなかったりして、自信を無くしたり、自分が嫌いになりそうになることもあるでしょう。そんな時は一人で悩まず、おうちの方や先生に相談してください。きっと、出口が見えてくるはずです。そして、それこそが大人になるために大切な勉強なのです。
二つ目は「プライドを持つ」ことです。プライドとは「誇り」です。誇りは自信となりどんな困難にも立ち向かうことのできる力を生みます。プライドを持って中学校時代にしかできないことを友達はもちろん、これから出会う先輩達、そして先生方とともに挑戦していきましょう。本校には「一中プライド」という合言葉があります。一中でしかできないことを三年間で数多く経験し、一中だからできることをプライドにして新たな伝統を刻んでほしいと思います。
最後になりますが、ご臨席の保護者の皆様には、子どもたちが「がってしね」人間に成長し、誇りをもって中学校生活を過ごせるように、ぜひともお力添えをいただきますようお願いをし、式辞といたします。




